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演奏評

横浜生まれの彼女は、このベートーヴェン中期の大作(ソナタ 作品32-2)を、意味の深い魔法の曲、音楽の魔力の化身として、ロマンにあふれた嵐と情熱でもって表現した。瞑想的な中間楽章をはさみ、最後のアレグロ楽章では風のざわめきを思い起こさせた。彼女は控えめなペダリングで、楽章の構成と、終始奏される伴奏音型を明確にした。全体を通して完璧なまでの精密さと楽曲への誠実さ、素晴らしいタッチと精神的な深みに満ちた演奏であった。
(Fred Androsch/ 2015年3月2日 Tips Zeitung)

高橋絵里子はアダージョ K 540 (モーツァルト)において、厳格ではありながら歌うようにフレーズを描いていた。バランスの取れたアクセントは、慰めるような雰囲気の響きと良いコントラストを成していた。
(Nikolaus Frey/ 2014年8月19日 Fuldaer Zeitung)

高橋絵里子は、演奏機会の決して多くはないメシアンの「鳥のカタログ」から「コウライウグイス」を演奏した。彼女は早いパッセージであっても構成をはっきり打ち出し、恣意にテンポをゆらすことはなかった。一見なじみのないこの曲は非常にわかりやすく、曲の感情がとてもよく伝わってきた。
(Martin G. Günkel/ 2014年8月15日 Lautenbacher Anzeiger)

 

高橋絵里子は(ブリテンの)「休日の日記」作品5 を洗練された優しい音色で表現した。
(Chr. Grubauer/ 2013年10月24日 Neues Volksblatt)